白黒猫VS黒白猫!毛色で性格が変わるのは本当か?

猫の毛柄の種類

白い毛と黒い毛を持つ白黒猫。
雑種猫でよく見られ、日本でも2番目に多い猫の毛柄と言われます。
ハチワレ猫の印象が強いですが、その模様の付き方はさまざま。
それでは白黒猫の特徴を見ていきましょう!

白黒猫の4つのカラーパターン

白と黒の割合や、色の入り方によって、4パターンの呼び名があります。

①バン

バンは、頭やしっぽだけに黒が入っています。
「ターキッシュバン」という品種の柄にちなんでこう呼ぶそうです。

②ハーレクイン

ハーレクインは、「まだらにする」という意味の言葉で、頭やしっぽのほかに、背中にも少しぶちがあります。

③バイカラー

バイカラーには「二色」という意味があり、白と黒がほぼ半々の割合で現れています。

④ミテッド

足先やお腹の一部だけが白く、ほとんどの部分が黒いのがミテッド。
白い靴下を履いている子が多いですね。
また、黒の分量が多い猫は「黒白猫」と呼ばれることもあります。

様々な模様が出るのはなぜ?

白黒猫が持つ「ホワイトスポット」と呼ばれる遺伝子は、部分的に毛を白くする働きがあり、全身の毛を白くする白猫の遺伝子とは異なります。

その色の付き方には法則があり、猫は母猫の胎内で頭頂部や背中側の皮膚から形成されます。
そのため、背中側から色素細胞が現れ、まるで背中側から墨汁をランダムにたらしたように色がついていきます。
そしてこの墨汁が行き渡らなかった部分が白くなり、ランダムな模様の白黒猫が生まれるそうです。

白黒猫とハチワレ猫はどう違うの?

ハチワレ猫は、おでこから左右の目にかけて「八」の字に模様が分かれている猫のことで、白黒の色が代表的ですが、キジトラや三毛など、どんな色や柄でも「ハチワレ」と呼びます。

ハチワレ猫の詳しい解説は、こちら👇の記事でご覧いただけます。

様々な模様の愛称

①タキシード

タキシード猫とは、まるでタキシードを着ているように、背中側が黒くお腹側が白い猫で、前脚は袖のような模様なのが特徴です。
性格も紳士的だと言われているそうですよ。

②チョビひげ

チョビひげ猫は、鼻の横や口の周辺のマズル部分に、まるでチョビひげのような模様を持つ猫です。
女の子でもおじさんに見えてしまうのは難点ですが、何ともチャーミングな柄ですね。

③カツラ

カツラ猫は、まるで髪の毛のような模様を持つ猫です。
色の入り方によっても様々な愛称があり、「ザビエル」「七三」「ぱっつん前髪」「大五郎」などと呼ばれていますよ。
どんな場面でもちょっと面白くなってしまう、愛すべきキャラクターです。

④眉毛

眉毛猫は、極太眉やマロ眉、八の字眉などのユニークな眉毛を持ち、愛嬌のある表情を見せてくれます。

⑤まだまだある

白黒猫の模様は本当にバリエーション豊かで、十猫十色といった感じですが、こちらの記事で色々な模様を紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。

白黒猫の性格

白黒猫の性格は諸説ありますが、一般的には、黒の分量が多いほど黒猫っぽく楽観的で大胆と言われ、逆に白の分量が多いほど、白猫っぽく臆病で繊細と言われます。
しかし、白黒猫の白の遺伝子は白猫の全身真っ白の遺伝子とは異なり、「白斑遺伝子」と呼ばれる一部だけ白くなるものなので、白の分量が多くても白猫とは違い、人懐っこくなるという説もあります。

その他に、白黒猫は生命力が強くタフとも言われます。
それは、隔離された場所で自然に増えた猫は色のついた毛が生えなくなり、白黒猫の割合が高まるからだとか。

白黒猫は奥が深い

一口に白黒猫と言っても、模様の出方はランダムで様々な個性があり、その性格もまたそれぞれです。
白黒猫はとても奥が深く個性的なところが魅力的ですね。

そんな白黒猫を動画👇でご覧ください。

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