【9割が知らない】タビー猫(トラ猫)の真実12選|歴史や特徴、豊富な色柄の種類、性格

猫の毛柄の種類

タビー猫とは、いわゆるトラ猫のことでもあり、猫と言えば多くの方が思い浮かべる猫でしょう。
実はこのタビー猫、毛色や模様のパターンは様々あります。
今回は、タビー猫の歴史の謎や性格の魅力など、知られざる真実を語ります。

タビー猫の真実

①タビー猫の名前の由来はシルク

「タビー」と聞くと、多くの方が猫の模様のことだと思うのではないでしょうか?

実は、もともとは中東のバグダッドで見つかる特定の種類のシルクにちなんで「タビー」と呼ばれるようになったと言われています。
この地域で見つかるシルクは、美しいストライプの模様が不規則な波状になっており、これを「タビーシルク」と呼んでいました。
このシルクの模様が猫のしましま模様と似ていたことから、18世紀末頃には「タビーキャット」として一般的に使われるようになり、今ではシルクの名前ではなく、猫の模様のことだと認識されるようになりました。

②タビーは猫の品種ではない

タビーは猫の品種ではなく、特定の毛の柄を持つ猫のことです。
その柄とは、しま模様や斑点があることが特徴で、こちらの動画でも詳しくご紹介していますよ。

そのため、多くの品種の猫に存在し、カラーも様々です。

③豊富にある毛色の種類

タビー猫で代表的な毛色は、シルバーの毛色に黒いしま模様の「サバトラ」、こげ茶色に黒いしま模様の「キジトラ」、オレンジ(赤)色に濃い茶色のしま模様の「茶トラ」ではないでしょうか。

これ以外にも、茶トラとキジトラがパッチワークのように混ざった「麦わら」や、顔や手足にトラ模様のポイントカラーが入った「シャムトラ」、サバトラ・キジトラ・茶トラに白が入った「サバ白」「キジ白」「茶白」、麦わらに白が入った「しま三毛」と、様々なタビー柄があります。

④最初にペットとして飼われるようになった猫はキジトラ

家猫の祖先は、リビアヤマネコだと言われています。
そのため、すべての家猫はリビアヤマネコから遺伝していて、初期の家畜化された猫はおそらく、すべてキジトラ柄だったと考えられています。
なぜなら、リビアヤマネコは、キジトラ柄とよく似た模様をしているからです。

やがて、そのキジトラ猫たちは地中海の農家によってペットとして飼われるようになりました。
猫は農作物を食べるネズミを駆除してくれるため、重宝されたのです。
猫たちの方も食事を与えてもらえる農家の周りにとどまるようになりました。
そしてネズミを追い払うために船に乗せられ、ヨーロッパ全域、そして世界中に広まっていったそうです。

⑤オスが多い茶トラ

オレンジ色のタビー猫、茶トラ猫は、なんと約5匹に1匹しかメスがいません。
つまり、茶トラ猫の約80%がオスということになるのです。

これは、オレンジの毛色を生み出す遺伝子がX染色体に存在するためです。
生物学的に、メスは2つのX染色体を持ち、オスは1つのX染色体と1つのY染色体を持っています。
猫の毛色の遺伝子はX染色体にのりますので、メスの猫はX染色体に1色ずつ別の色の遺伝子がのれば、オレンジ1色になることはありません。
そのため、X染色体が1つしかないオスの方が、茶トラ猫になる可能性がはるかに高いというわけですね。

⑥タビー猫はトラ柄だけじゃない

これまで日本でよく見られるトラ猫の話をしてきましたが、実際には4つの異なるバリエーションのタビー柄が存在します。
その4つのタイプとは、「マッカレルタビー」、「クラシックタビー」、「スポテッドタビー」、そして「アグーティータビー」です。

まず「マッカレルタビー」とは、いわゆるよく見られるトラ猫です。
細めのしま模様が平行に入っていて、トラのような模様のため日本ではトラ柄とも言われています。
欧米では、しま模様が魚の鯖のように見えるということで、英語で「マッカレル(サバ)」という名前が付けられています。
ちなみにサバトラは「シルバーマッカレルタビー」、キジトラは「ブラウンマッカレルタビー」、茶トラは「レッドマッカレルタビー」となります。

そして、「クラシックタビー」は、欧米では最もよく知られ、人気のあるタビー柄です。
太めの曲線のしま模様と渦巻き模様が特徴で、マッカレルタビーよりもしま模様の線が幅広いことで見分けられます。
アメリカンショートヘアーの代表的な柄でもありますので、「アメショ柄」とも言われますね。

「スポテッドタビー」は、その名の通り、斑点があるのが特徴です。
いわゆるヒョウ柄のような模様で、エジプシャンマウのような野生で元々ある斑点柄や、ベンガルのような品種改良によって生み出された、「ロゼット」と呼ばれるグラデーションカラーの斑点柄もあります。

最後に、「アグーティータビー」は、しま模様や斑点がほとんど見られないタビー柄です。
しかし、よく見ると毛の1本1本に濃い色と明るい色のしま模様があり、それがビロードのような独特の毛艶を生み出しています。
稀に雑種でも見られますが、特定の品種に現れることが多く、アビシニアンやシンガプーラ、ソマリが代表的です。

⑦おでこのMマークの謎

タビー猫は、額に”M”の形をしたマークがあることにお気づきでしょうか?
これには多くの謎があり、歴史上さまざまな言い伝えが残っています。

1つの話では、その”M”は猫を表すエジプトの言葉である「マウ(Mau)」の頭文字を意味していると言われています。

また、イスラムの世界では、猫の愛好家として知られていたイスラム教の創始者、ムハンマドが、お気に入りのタビー猫の額を撫でたときにMのマークをつけたという説があります。

さらに別の話では、その”M”はイエス・キリストの母「マリア」を表しているとされています。
それは、凍えていた赤ちゃんのイエスを温めるためにタビー猫が一緒にいたとされていて、お礼にマリアが猫の額に手を当て、自分の名前のMの文字を刻んだということです。

とはいえ、これらは単なる都市伝説のようなもので、科学的にはタビー猫は遺伝的に額のMマークが受け継がれているそうです。

⑧狩りが得意

先述したように、タビー猫は、祖先であるリビアヤマネコと同じ毛柄であることから、とても野生的な性格をしており、優れたハンターでもあります。
特にキジトラなどブラウンの毛色を持つタビー猫は、保護色にもなるため、敵に気づかれることなく獲物を狙うことができるのです。
また、ヒョウやトラなどもタビーの模様を持っていることから、タビー柄は遺伝的に隠れて獲物を狩るために理想的で、本能的なハンターであることは明らかですよね。

特に猫はネズミを捕まえるのが得意で、野生の猫の基本的な本能でもあります。
人が最初に猫を飼うようになったのはこの優れたハンティングスキルのためでもあるのです。

⑨最も重いとされる猫がいる

ここで問題です。
世界で最も重いとされた猫の体重は、何kgでしょうか?

10㎏?15㎏?全然違います。

なんと21㎏あったそうですよ。
世界で最も重いと知られた猫は、実はタビー猫で、オーストラリアに住む「ヒミー」でした。
1986年に10歳で亡くなりましたが、ウエストは80㎝を超えていたそうです。

この「ヒミー」は最も太った猫としてギネス記録に認定されましたが、この重さが健康に悪影響を及ぼしたため、記録を破ろうとして猫をわざと太らせることがないよう、記録はギネスブックから抹消されました。

⑩クラシックタビーは猫の中で最も社交的

アメリカンショートヘアーに代表される「クラシックタビー」柄は、すべての猫の品種の中で最もフレンドリーな猫と言われます。
ワーキングキャットとも呼ばれ、アメリカ開拓時代にネズミ捕りに奔走したこの猫たちは、人と仲良くすることが自分の最善の利益になることをすぐに理解しました。
バランスの取れた性格をしており、遊ぶことが好きですが、叱られるほど活発過ぎるわけでもありません。
知能が高く、社交的なため、理想的なセラピー動物と言われるほどです。

⑪子猫のときにだけ模様が出ることがある

生まれたときには確かにしま模様があったはずなのに、成猫になるといつの間にかしま模様が消えてしまうことがあります。
これを「ゴーストタビー」と言い、黒猫やロシアンブルーなどによく見られます。

生後5ヶ月くらいまではしっかり出ていたしま模様も、生後10ヶ月くらいになると徐々に薄くなりはじめ、生後1年半ごろにはすっかり消えて単色カラーの猫になるのです。
なぜ起こるのかはまだ解明されていないのだとか。
とても不思議な現象ですね。

⑫最も頭数が多い

世界中にはタビー猫が最も多く存在すると考えられており、日本でも一番多い猫の毛柄はキジトラ柄です。
また、雑種をはじめ、さまざまな品種の猫に見られるようになったのは、最初にペットになったキジトラ猫の一匹から歴史が始まっています。
農場や船での活躍から世界中に広まり、今やさまざまな色や品種で人気があります。
タビー猫は、世界中の人々の心をつかむために、数百年にわたって広まってきたというわけですね。

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