個性がキラリ☆ブサかわな猫の種類9選！鼻ペチャ・つるつる猫の特徴や性格

個性的で愛嬌があり、多くの人を虜にしてしまうブサかわ猫。
今回は、そんなブサかわ猫たちの特徴や性格、そしてその魅力をご紹介します！

ブサかわ猫とは
ブサかわ猫種9選
ブサかわ猫を迎えるなら
まとめ・・・動画で観る

ブサかわ猫とは

ブサかわ猫とは、その名の通り見た目はちょっとブサイクだけどかわいい猫たちのことです。
どこか愛嬌のある表情や姿が特徴的で、ムスッと不機嫌そうな顔つきだけど、すり寄って甘えてきたり、体がツルツルでしわしわだけど陽気で明るい性格だったりと、どこか憎めないユーモラスでキュートな魅力があります。

そんなブサかわ猫は、大きく分けて以下の2つの特徴のどちらかが見られます。

・ぺちゃんこ鼻の丸顔猫

鼻が低く、くしゃっと潰れた顔で、真ん丸な顔の真ん中にパーツが集中している。
このように、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い猫種を、短頭種といいます。

ちょっとふてくされたような表情をしており、くりくりとしたつぶらで困ったような瞳と小さな口が愛らしい印象です。
手足や胴が短く、顔だけでなく、体全体が丸みを帯びています。

・無毛のしわしわ猫

毛が薄く、皮膚が露出している無毛の猫種もいます。
顔や体にはシワが寄っており、まるで宇宙人のような個性的な見た目をしていることも。
キャットショーでは、体のしわが多いほど評価が高いそうですよ。
でも、意外と体つきは筋肉質だったりします。

ブサかわ猫種9選

では、人気のブサかわな猫種を9種、ご紹介しましょう。

①エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘアといえば、ブサかわ猫として知られる猫の代表ではないでしょうか。
ペルシャとアメリカンショートヘアが交配されてうまれた猫種で、頭が丸くて大きく、ふっくらとした頬と離れ気味の丸い目、ペチャンコの鼻が特徴です。
耳も小さく、両耳の間隔が離れています。
さらに、短くてしっかりとした足と、短めの丸いしっぽも愛嬌があるでしょう。

ペルシャの性格を多く受け継いでおり、基本的には穏やかでおとなしい性格ですが、アメリカンショートヘアの血筋も受け継いでいるので、ペルシャより活発で遊び好きな面があります。

また、マイペースですが人懐っこく、家族が好きで、常に一緒にいます。
甘えん坊で抱っこされるのも大好きで、他の猫や犬などのペットとも上手に付き合っていけるタイプです。

②フォールデックス

フォールデックスという猫種をご存知でしょうか。
ブサかわ代表のエキゾチックショートヘアと、折れ耳で人気のスコティッシュフォールドをかけ合わせて誕生した、まだ新しく希少な猫種です。
エキゾチックフォールドまたはエクソフォールドという名前で呼ばれることもあり、スコティッシュフォールドからは折れ耳を、エキゾチックショートヘアからはペチャ鼻を受け継いでいます。
とても愛らしい顔立ちで、ずんぐりとした体格がフクロウにも似ている、ともっぱらの評判です。

性格は陽気で人なつっこく活発で、運動が好きな子が多いとされています。
好奇心が旺盛な反面、寂しがりなところもあるのだとか。

まだ日本では珍しい猫種ですが、すでに猫愛好家たちの間では注目を集めています。

③デボンレックス

デボンレックスは、イギリスに起源を持ち、元々は突然変異から発生したと言われています。
巻き毛と言われる縮れた毛を持つのが大きな特徴で、基本的には短毛種なのですが、たまに長毛種の子がうまれることもあるのだとか。
毛の縮れ具合には個体差がありますが、柔らかくてふわふわなのが特徴です。
筋肉質で骨太なので、運動神経は抜群でしょう。
この縮れた毛から、プードルキャットという別名を持っていて、「小さな妖精」と表現されることもありますよ。

遊び好きで甘えん坊な性格で、やんちゃな面があるため「まるで犬のよう」と言われることも。
それもプードルキャットと呼ばれる所以かもしれませんね。
冒険心や好奇心がかなりあり、いつもわちゃわちゃと動き回っています。
鳴き声は静かですが、飼い主に依存しがちなところも。

④ペルシャ

ペルシャは、イラン原産の猫種で、純血種でもっとも古い歴史があると言われています。
世界中で長く愛されており、長毛でふさふさとした豊かな毛に全身が覆われています。
ゴージャスな被毛が印象的ですが、気品がありつつも実は鼻ぺちゃです。
頭は幅広でドーム形をしており、顔は丸みを帯びています。
「ピークフェイス」といわれるへこんだ鼻筋が特徴で、丸くて大きな目は離れており、耳は小さく、両耳の間隔も離れています。
とはいえ、鼻筋がいくらか通った「トラディショナルタイプ」と、鼻ぺちゃの「エクストリームタイプ」の2種類があるそうです。

体は全体的に筋肉質でがっしりとした体型で、足や胴は太く短め。
骨格がしっかりしている上に、毛がふさふさしているため、見た目は太っているように見えますが、筋肉質でがっしりとしていて、太っているわけではありません。
その丸いシルエットが、かわいらしい印象を与えています。

ペルシャ猫の性格は、マイペースで穏やかな傾向です。
活動的ではないうえ、鳴き声も小さく発情期でも鳴くことはほとんどありません。
1人でいても寂しがることは少なく、必要以上に抱っこされるのを嫌う子が多いので構いすぎには注意してください。

ちなみに、豊かな長毛の被毛は、こまめなブラッシングが必要で、さらに夏の暑さに弱いため、夏場の室温管理には要注意です。

⑤スフィンクス

無毛猫の代表的な猫種であるスフィンクス。
1966年に、カナダのトロントでイエネコの突然変異により誕生しました。

無毛猫と呼ばれていますが、実際は身体全体にうっすらと産毛が生えています。
顔の作りは決してブサイクではないのですが、毛がないだけでブサカワに見えてしまうようです。

スフィンクスは、明るく元気でとても活動的です。
また、人懐っこく猫にしてはめずらしく人見知りをほとんどしません。
そのため、寂しがりやで、留守番が多いと、ストレスから体調を崩してしまうことがあります。
また、無毛猫であるがゆえに、寒さ暑さ、紫外線にとても弱く、皮膚に傷がつきやすい、か弱い体質をしています。

⑥ブリティッシュショートヘア

イギリス原産の猫種の中で最も古い猫種とされているブリティッシュショートヘア。
頭や頰の形が曲線的で、鼻も低めですので、全体的にまんまるな印象です。
胸が厚く、広い肩幅、足はがっしりとしていてやや短めで、足先は丸みがあり、ずんぐりむっくりな見た目をしています。
クリッとした大きな目に顔も体もまるまるとしているのがかわいいですね。

賢くおおらかな性格で、自立心が強いのでベタベタした関係性は好みません。
けれど、遊びや運動は大好き。
運動スペースを確保し、一緒に遊んであげると喜びます。

⑦バンビーノ

バンビーノは、スフィンクスとマンチカンの交配で作られた小型の無毛系猫種です。
マンチカンのように足が短くスフィンクスのように被毛のないシワシワ顔と体が特徴です。
子猫の頃はシワシワしていますが、成猫になってもそのシワが残っているのが理想と言われています。

キリッとした顔立ちをしていますが、実はやんちゃで明るい性格で、運動能力や身体能力も高いので元気いっぱいに走り回ります。
とても活発に動く上、短い足で飛び回っている姿はまるでサルのようと言われることも。
なお、足が短いので、室内の段差や高低差は、できるだけ小さくし、腰への負担を軽減する必要がありますよ。
愛情深くて優しく、とても頭が良い猫種なので、しつけがしやすいのも魅力です。

⑧ヒマラヤン

ヒマラヤンは、ペルシャとシャムをかけ合わせた長毛種の猫です。
特徴的なポイントカラーがヒマラヤウサギに似ていることから「ヒマラヤン」という名前になりました。
シャム猫譲りのブルーの透き通った目と、ふわふわした被毛が美しいですが、やはりペルシャ譲りの鼻ペチャにより、ブサカワ認定されています。
丸くて大きな目は普通の猫より離れていて、鼻の高さが低い「エクストリーム」と古くから存在する「トラディショナル」があります。
頭の形は大きくて丸く、短めの太い足と丸い体が特徴です。

性格もペルシャ譲りで、穏やかで温和、もの静かな傾向です。
甘え上手ですが、自立心もあるのでしつこくありません。
あまり自己主張せず、攻撃性もない印象ですね。
活発なのは若いうちだけで、成猫になるとくつろいで過ごすことを好むようになるでしょう。
足が短めなので、普通の猫よりジャンプが苦手です。

⑨ドウェルフ

ドウェルフは、スフィンクス、アメリカンカール、マンチカンを交配させてうまれた、アメリカが原産国の猫種です。
スフィンクスの無毛と、アメリカンカールのクルッとカールした耳、マンチカンの短い足をそれぞれ受け継いだ、とても個性的な外見をしています。
ドウェルフもスフィンクス同様、決して顔の作りは悪くありませんが、無毛によってブサカワに見えてしまうという猫種です。
でも、一緒に暮らせば絶対に世界で1番のパートナーになること間違いなしの猫種でもあります。

好奇心旺盛で活発な性格をしており、人や他の動物とすぐに仲良くなれるなどとても社交的だとか。
そして、甘えん坊な一面も持ち合わせています。