ふわふわでゴージャスな毛色を持つチンチラ猫。
なんとなくペルシャ猫と同じ部類ではないかと推測できますが、何か違いはあるのでしょうか?
そんな疑問を解き明かします!
チンチラ猫の毛色の種類や特徴も分かりますよ。
チンチラはペルシャ猫の一種?
チンチラと聞くと、見た目や雰囲気が似ていることから、「ペルシャと似ている猫」と思われることが多いようです。
それもそのはずで、チンチラはペルシャ猫の毛柄の一種なんです。
今のところ、一つの品種としては認められていませんが、チンチラに特別な思いを抱く愛好家たちによって、まるで1品種のように扱われているそうです。
チンチラの毛柄
チンチラは、「シェーデッド」と呼ばれる、毛の1本1本の根元と先端が異なる色の被毛を持っています。
その中でも、根元の色は淡い色で毛の先端だけに色がついた、「ティップド」という毛色がチンチラの特徴です。
①チンチラシルバー
根元やアンダーコートは白いけれど、背中やわき腹・頭・しっぽの毛先にわずかに黒い色が入っているのが、チンチラシルバーと呼ばれる毛色です。
つまり、ほとんど白猫のようにも見えるのが特徴です。
②チンチラゴールデン
根元が白っぽく、ゴールデンのトップコートを持つのがチンチラゴールデンです。
そして、毛先に少しだけ黒が入ります。
淡いはちみつ色が素敵ですね。
チンチラペルシャの歴史
ペルシャ猫は 西暦1500年より前に存在していたと言われ、はるか昔から愛されていました。
そして変化が訪れたのが、1882年。
ブルーのペルシャと雑種猫の間に生まれた、「チニー」という名のイギリスの猫が、シルバータビーのペルシャと交配し生まれたオス猫が、チンチラの始まりとされています。
その猫は「シルバーラムキン(銀の子羊)」と名づけられました。
そして、1900年代初頭には現在と同じような色合いになり、1920年代にチンチラの基準が確立されました。
ちなみに「チンチラ」という名は、げっ歯類のチンチラと毛色が似ていることから名づけられたそうです。
では、そもそもペルシャ猫とは一体どんな猫なのでしょうか?
ペルシャ猫とはどんな猫?
猫の王様と呼ばれるほどゴージャスで美しい毛並みのペルシャ猫。
愛嬌たっぷりな顔立ちに、ずんぐりむっくりした体型が特徴的です。
猫の中では中型~大型に分類され、性格は大人しくマイペースと言われます。
チンチラもペルシャ猫の一種と言われますが、実は毛色以外にも違いが見られます。
それはどういうところでしょうか?
ペルシャ猫とチンチラの比較
①顔の違い
ペルシャ猫とチンチラをよく見ると、なんと顔立ちが全く異なっています。
ペルシャ猫はつぶれた鼻が特徴的で、「ピークフェイス」と呼ばれていますが、一方チンチラは、ペルシャ猫よりも顔が少し整っており、「ドールフェイス」と呼ばれています。
チンチラも鼻は低めではありますが、ペルシャ猫とは違い鼻筋が通っており、目の周りはアイラインを引いたような縁取りがあるのが特徴的です。
また、ペルシャ猫の目の色は茶色やオレンジ系が多いのですが、チンチラの目の色はグリーンやブルーが多いという違いもあります。
②体つきの違い
どちらもふわふわの毛で覆われているため、見た目では分かりづらいのですが、体つきにも若干違いがあります。
ペルシャ猫は丸みを帯びた体型をしていますが、チンチラはやや筋肉質な体型です。
触ってみると違いが分かるそうですよ。
チンチラの性格
まずペルシャ猫全般に言える性格としては、とても穏やかで温厚です。
飼い主に対しても従順で、優しく接せられるのが大好きだとか。
ただしのんびり屋でマイペースな一面もあり、自分のペースを崩されるのを嫌うため、しつこくかまいすぎると嫌がられてしまいます。
また、絶対ではありませんが、猫は毛色によっても性格の傾向があると言われます。
チンチラの毛色ごとの性格も見てみましょう。
①チンチラシルバー
チンチラシルバーは、ツンとしたお姫様っぽい性格の傾向があります。
ペルシャの割にキツめの性格の子もいて、よく鳴く子もいるとか。
そして活発だけれど慎重派、繊細で人が好き、といった特徴があります。
②チンチラゴールデン
チンチラゴールデンは、シルバーとは逆に、人懐っこく甘えん坊な傾向です。
あまり運動は得意ではありませんが、上品な見た目に反しておっちょこちょいで、ひょうきんなところもあるとか。
まとめ
シルバーとゴールデンのどちらも、賢くて飼いやすいと評判のチンチラ。
ペルシャ猫なんだけど、ペルシャ猫とちょっと違う、独特の毛色と魅力を持つチンチラを
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