かわいいけど初心者には飼いにくい人気猫3選|毛色で分かる猫の性格

○○な猫特集

「かわいい!」だけで飼ってはいけない。
その理由とは?

飼いにくい猫 3選

どんな性格の猫もかわいいはず!
それは本当なのですが、初心者が飼うにはちょっとハードルが高い…
と言われがちな猫もいます。
一体どんな猫なのでしょうか?

1.白猫

美しいシルクのように艶のある白い毛並みが魅力の白猫。
瞳の美しさにも定評があります。
他の毛色にはない気品や、かわいさを感じさせる姿からとても人気があるのですが、実はその性格はとても面倒が多いと言われます。

飼いにくいその性格とは?

まず、多くの白猫は神経質であると言われます。
ちょっとした環境の変化も目ざとく察知し、すぐに警戒心を抱いてしまいます。
気性が荒いこともあり、かなり気難しいと言えますね。

では、なぜ白猫はそのような性格をしているのでしょうか?

飼いにくい性格になった理由

一つは、その白い毛色が自然界でよく目立つために、外敵に狙われやすい、ということがあげられます。
日本でも子猫がカラスに襲われることがありますが、白猫は子猫の頃から、他の毛色の猫に比べると危険に直面しやすいのです。
そういったこともあって、自分の身を守るために神経質で攻撃的な性格にならざるを得ないのです。

そして二つ目の理由は、白猫は遺伝的に難聴になりやすい傾向があるということです。
聴覚障害のある白猫の確率はなんと、両目が青い猫で65~85%、片目が青い猫で約40%、両目とも青くない猫で約20%だそうです。

猫の五感の中で、最も優れているのが聴覚であり、野生の猫がネズミなどの獲物を狩ることができるのも、優れた聴覚があればこそです。
そのため、聴覚障害のある白猫は、野生で生きていくのが難しく、人間に餌などをもらっていても、外に出ると音で危険に気づきにくいため、交通事故に遭いやすいなどの危険もあります。
生きていくためには、慎重で神経質になるしかないのですね。

飼って分かる魅力もある

と、ここまで白猫を気難しい猫扱いしてしまいましたが、一緒に暮らしてみるといいところももちろんあります。
警戒心が強いその性格ゆえに、知らない人に愛想を振りまくことはほとんどありませんが、その分飼い主との関係性は、密度が濃く、愛情を注げばしっかりと懐いてくれます。

例えば他の人が撫でるだけでうなり声をあげるのに、飼い主にだけはゴロゴロと喉を鳴らしてくれる、というように、飼い主だけを信頼し、特別扱いをしてくれる、そんな行動に愛らしさが増すでしょう。

また、性格の荒さも、年齢を重ねるにつれ、丸くなっていくことも多いです。
7~8歳になると気難しさも薄れ、温厚な猫へ少しずつ変化することもあるので、その変化を気長に見守ることも、楽しみの一つになるかもしれませんね。

2.三毛猫

福を招くとされる「招き猫」のモデルでもあり、日本ではなじみのある三毛猫ですが、はっきりと3色が出る柄は世界的には珍しく、「MIKE」という英語にもなっています。

気分屋でマイペースな「ザ・猫!」といった感じのその性格には、一体どんなクセがあるのでしょうか?

飼いにくいその性格とは?

三毛猫の性格は、絵にかいたような気まぐれ屋で、物事の好き嫌いがはっきりしていると言われています。
自分が気に入らなければ受け入れないでそっぽを向いてしまうなど、いうなればツンツンしている子が多いようです。
その反面、気に入ったものに対しては、ずっと大切にするようなところもあります。
また、プライドが高く賢いとも言われていて、このプライドの高さから、しつけなどであまりに上から押さえつけられてしまうと、あっという間に拗ねてしまいます。

というわけで三毛猫はきつめの性格をしており、猫同士でも合わないとなると、徹底的に追い詰めてしまうので注意が必要です。

ちなみに三毛猫と一口に言っても、いくつかの柄の種類があり、しま模様が入っている「しま三毛」の場合は、三毛猫より穏やかな傾向がありますが、怒ると怖い肝っ玉母さんのような性格です。

飼いにくい性格になった理由

三毛猫は遺伝子の関係上、ほとんどがメスです。
多くの毛色でオスがいつまでもやんちゃで甘えん坊なのに対し、メスは出産・子育てのために精神的に自立しており、好みははっきりしてプライドが高い傾向になります。
それは繁殖のために必要な、良いオスを選ぶ洞察力や判断力、そのほかのオスに屈しないプライドなのです。
そして、何匹もの子を同時に育てるために、賢さや強さ・しなやかさが重要なのです。

そのようなメス的な性質にプラスして、昔から招き猫のモデルになるなど、人の間で三毛猫が人気で大事にされたことで、より気位の高い猫となっていったのでしょう。

飼って分かる魅力もある

とはいえ、三毛猫というのは実のところ、環境や相手をする人によっても性格は変わりやすいようです。
飼われている環境によってはとても穏やかで、お気に入りの場所から動かないおっとりした子もいます。
また、その母性本能の強さから、人の子供に対して愛情をもって接してくれる子もいるようで、それぞれの個体差が大きい猫でもあります。
もともと愛情深く、自立心が強いタイプなので、うまく関係を築けられれば、初めて猫を飼う人にとっても、負担が少ない場合があります。
普段からコミュニケーションを上手にとることで、きつい性格の三毛猫ではなく、穏やかでのんびりした三毛猫として、一緒に過ごしてくれるかもしれませんね。

3.チンチラシルバー

チンチラはペルシャ猫の一種で、大きく分けてシルバーとゴールドの毛色があります。
チンチラシルバーの毛色は独特で、毛の根元の色は白く、背中やわき腹・頭・しっぽの毛先に黒い色がわずかに入っています。

いっぱんてきにペルシャ猫の性格は、おっとり温厚でおとなしく、のんびりしていて飼いやすいといわれますが、チンチラシルバーに関しては、どうやらその逆のようです。

飼いにくいその性格とは?

チンチラシルバーは、その高貴な見た目の通り、プライドや美意識が高く、気も強くてきつい性格と言われます。
見た目はもふもふでぬぐるみみたいにかわいいので、思わず抱っこしたくなりますが、そんなことをすれば全力で逃げようとします。
また運動量も活発で、突然ダッシュしたり、走り回ったりすることも多いとか。

飼いにくい性格になった理由

ペルシャの中でもより美しいチンチラシルバーは、非常に人気が高く、1990年代初頭から広まり、欧米でかなりもてはやされました。
熱狂的な愛好家も存在し、現在もその人気は衰えていません。
そのようなちやほやされた歴史が、プライドの高い血統を連綿と受け継いでいるのかもしれませんね。

飼って分かる魅力もある

神経質な一面があるため、お客さんが来ると隠れてしまい、姿すら見せないこともあるのですが、飼い主に対してはとても愛情深く、突然膝に上って好きなだけ居座ることもあります。
高貴な雰囲気のチンチラシルバーが甘えん坊になる姿は、飼い主にとってなんともたまらない瞬間になるでしょう。
ツンデレでベタベタした接触は好みませんが、猫ならではの絶妙な距離感で寄り添ってくれますよ。

また、チンチラは大きな声で鳴かないとも言われます。
夜鳴きや要求鳴きなどのストレスも比較的少ないかもしれませんね。

まとめ

猫を初めて迎えるときは、その猫の性質などを理解しておくことも大事ですね。

こちら?から映像でご覧いただけます。

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