毛色で見る運動神経が悪い猫5選|ドンくさい猫は飼いにくいか飼いやすいか

○○な猫特集

猫と言えば、俊敏で運動神経が良いイメージがありますが、実は猫の割にそうでもない猫もいるんです。
毛色で性格に傾向がみられると言われる猫。
ドンくさい猫、ドジな猫、おっちょこちょいな猫とは、一体どんな猫でしょうか?

ドンくさい猫がする行動とは

ドンくさいと言われる猫には、例えば次のような行動が見られます。

  • 塀の上やキャットウォークなど狭くて高い場所から落ちる
  • 部屋を走り回って壁や家具にぶつかる
  • ジャンプに失敗する
  • お腹を出して寝ている
  • 大きな音がしても寝ている

など、気をつけておかないと危険な場合もありますが、ちょっとドジでひょうきんなところがあるんですね。

毛色で見るドンくさい猫 5選

①茶トラ猫

オレンジに近い明るい茶色のトラ柄を持つ「茶トラ猫」。
野生猫の柄であり全猫柄の大元であるキジトラ柄から、突然変異したものが茶トラ柄といわれています。
野生では明るい色は目立つため、生き残りが難しく、人のペットとして暮らす中で増えていったのではと考えられます。

そんなルーツもあってか、茶トラ猫は人懐っこい毛色No.1とされます。
そしてドンくさいと言われる理由は、その性格です。
大らかでのんびり屋、ちょっとヌケているところもあり、「天然」とよく言われます。
さらには気の小さいところがあるため、他の猫との争いを避けたがる傾向があるんだとか。

また、茶トラは遺伝的にオスが多いため、大きくて食いしん坊、そして甘えん坊…とオスらしい性格が見られます。
甘えん坊なため、要求がストレートで、ごはんをおねだりするのも上手です。
そのかわいさに抗えず、ごはんやおやつをどんどんあげてしまう飼い主さんもいるとか。
そしてその食いしん坊っぷりが肥満にもつながり、さらにドンくささに磨きがかかってしまいます…

そのほかにも、「細かいことを気にしない」「おとぼけ行動が目立つ」「おっとりしていてのんき」「屈託がない」とも言われています。
みんなに愛される、おっちょこちょいでおとぼけで天然キャラ的な位置付けで、茶トラの周りはいつも笑顔が絶えないようですよ。

②黒白猫

黒と白の毛色を持つ猫で、黒い部分が多いと「黒白猫」、白い部分が多いと「白黒猫」と言います。
黒白猫には、おでこから鼻にかけて「八」の字の形に黒と白で色が分かれている模様の「ハチワレ猫」や、タキシードを着ているような柄の「タキシード猫」、白い靴下を履いているような「靴下猫」などがいます。

一般的に、黒白猫の性格は穏やかでマイペースと言われます。
遊び好きで誰にでも懐くフレンドリーなところが愛されていますが、普段から元気いっぱいなぶん、落ち着きがなくおっちょこちょいな面もあります。
タキシードを着てかしこまっているかと思いきや、ひょうきんでドジなしぐさを見せるので、周囲は笑いに包まれるんだとか。

③黒トラ猫

「黒トラ猫」とは黒に薄いしま模様がある毛柄で、全体的に黒いですが、根元の色が白や薄い灰色になっているためトラ柄に見えます。
また、しま模様の出方は個体差があり、くっきり見える子もいれば、うっすらとしま模様がある子もいます。
そしてとても珍しい毛柄でもあり、詳しくはこちら👇の記事で紹介していますよ。

性格はとても穏やかで、協調性を大切にする猫が多いです。
毛色が似ていれば性格も似る傾向があるのですが、その穏やかさは黒猫とも共通していますね。

また、問題のドンくささはと言いますと、黒トラ猫は、遊びに夢中になると周りが見えなくなり、高いところから落ちてしまうような、おっちょこちょいな事故を起こすことがあるようです。
黒トラ猫を飼う場合は、事故を起こさないよう日頃から注意しておく必要がありますね。

④チンチラゴールデン

「チンチラゴールデン」という毛色をご存知でしょうか?

チンチラゴールデンは、ペルシャ猫の毛色の一種で、毛の根元の色は薄いはちみつのような色から明るいアプリコット色をしており、毛のトップの色はゴールドです。
そして、毛先にわずかに黒い色がついているのが、チンチラの毛色の大きな特徴です。
チンチラについて、詳しくはこちらの記事👇でご紹介しています。

チンチラゴールデンの仲間に銀色の毛色をした「チンチラシルバー」もいますが、こちらはツンとしたお姫様っぽい性格と言われます。
しかしチンチラゴールデンは、ペルシャ猫と同様に、穏やかで落ち着きのある性格の猫です。
あまり運動は得意ではなく、激しく遊びまわることはありません。
高い所にのぼったり、走り回ったりすることもあるにはありますが、他の猫と比べると運動不足におちいり気味です。
そのため、ちょっと太りやすいかもしれませんね。

また、優雅に歩くその上品な外見から、さぞ性格もお上品なのかと思いきや、実はおもしろ行動が目立つ三枚目なのです!
椅子によじのぼるのに失敗して背中から落ちたり、床でごろんごろんして「遊んでアピール」をしたり…。
とても人懐っこく、顔をスリスリしてくるのは日常茶飯事で、自ら抱っこされ、飼い主さんの膝の上に乗ることもあるとか。
お姫様気質とはほど遠い甘えん坊気質の猫で、ペルシャ猫の「気高い猫」というイメージを覆す「お笑いキャラ」なのです。

⑤長毛ポインテッド

ヒマラヤンやラグドールといった猫種に代表される「長毛ポインテッド」の猫。
顔や耳・しっぽなどにポイントカラーが入るのが特徴です。
シャム柄とも言いますね。

長毛ポインテッドの性格は短毛のポインテッドとは逆で、とても温和でおっとりしていますが、短毛のシャム猫のような人懐っこさや陽気さもあり、抱っこや膝の上に乗るのも好きです。
小さな子どもの相手や、ほかの猫との共同生活も嫌がらない、大らかな子が多いとか。
また、あまり鳴き声を上げず、大人しい傾向もあります。

一方、猫の俊敏なイメージとは逆で、ドンくさいところがあり、運動はあまり得意ではなく激しく動き回ることも好みません。
お気に入りの場所でのんびりマイペースに床を転げるようなおとなしい遊び方を好みます。
あまり高いところには上らず、キャットタワーで遊ぶよりも、地面に近い場所でゆったり過ごすようです。

穏やかで攻撃的になることはほとんどなく、素直なため、飼いやすい猫と言えますね。

ドンくさい猫の特徴

子猫の頃から運動の機会が少ないと、運動神経が発達しにくい可能性があります。
性格的にも静かに過ごすのを好む猫はあまり運動をしないため、ちょっと動きが鈍い部分があるかもしれません。
なお、よく動く猫でも、落ち着きがなく注意力が散漫な場合は、ドジな行動を見せることも。

また、あまり動かずにいたり、食べすぎたりすると体重が増えてしまいます。
肥満気味の猫では、体が重く、思うように動けないことがあり、運動をするのがおっくうになって、台に登ったりするのを失敗しやすいことも。

さらに年齢を重ねると、耳が遠くなったり筋肉も落ちたりするので、おっとりな性格に変わることもあります。

まとめ

つまり、猫といっても、運動神経が良い猫や悪い猫など様々いて、ほれぼれするような瞬発力やジャンプ力を持つ猫もいれば、ちょっとドンくさくてハラハラしてしまう猫もいます。
どちらが良い悪いではなく、それぞれの個性が魅力的でかわいいですよね!

※そんなかわいい猫たちをこちら?の動画でご覧ください

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