個性的な毛色と独特の名前を持つサビ猫ですが、実はとても人気があります。
はたしてそこには、一体どんな理由があるのでしょうか？
1.サビ猫の特徴
サビ猫とは、黒と赤のモザイク模様の被毛を持つ雑種猫のことです。
赤とは明るい茶トラ柄のことで、黒とまだらに混ざると錆びの色に似ていることから、その呼び名になりました。
日本では標準的な柄で、野良猫にも多く見られますが、海外ではとても珍しい柄であり、「べっ甲柄」と呼ばれ愛されています。
ペルシャやブリティッシュショートヘアなど、純血種にもごくまれに出ることがありますよ。
雑種猫の場合、その体型は、脚が長くスリムでしなやかであり、身体能力も高い傾向です。
目の色はグリーンとイエローが多く、クリクリした目のかわいい顔立ちです。
2.サビ猫の種類
サビ猫は、同じ柄が一つとしてない珍しい毛柄です。
ただし、大きく分けると3つのパターンがあります。
まず、黒に茶トラ柄が混ざった模様は、「べっ甲猫」「黒サビ猫」といいます。
そして茶トラ柄に黒が混ざった模様の猫を、「サビ猫」「赤サビ猫」といいます。
さらにグレーや薄茶が混ざった模様は、「灰サビ猫」「パステルサビ猫」といいます。
3．サビ猫の性別
サビ猫は、三毛猫と同様、オスが少ないことで知られています。
黒と赤(茶)の毛色が同時に出るのは、遺伝子的にメスだけなのです。
ただし3万分の1の確率でオスが生まれることがあり、オスはかなり貴重な存在となっています。
4.サビ猫の魅力
サビ猫の魅力1つ目は、メスが多いため、穏やかでかわいらしい顔立ちをしているところです。
2つ目は、やはりその独特の毛色です。
1匹1匹個性があり、同じ柄の出方をすることはありません。
また、成長とともに毛色が変化する楽しみもあります。
3つ目は、サビ猫は幸運をもたらすと言われます。
その理由は、サビ猫以外で黒赤ミックスの毛色を持つ、三毛猫の毛色が関係しています。
三毛猫のカラーは、「白＝幸福」「茶色＝無病息災」「黒＝魔除け」とそれぞれのシンボルになっています。
そのため茶色と黒の毛色を持つサビ猫も、幸運をもたらす猫と考えられます。
また、オスの場合は、その希少性から幸運を運んでくると認識されているようです。
3.サビ猫の性格
クールな見た目と裏腹に、とても性格が良く飼いやすいと言われます。
サビ猫は、猫の中でもとても賢く、飼い主の様子をしっかり観察し空気を読んでくれるのです。
そのうえ奥ゆかしい性格で、協調性があり愛情深い性格でもあるので、多頭飼いにも向いています。
人間に対しては、飼い主と信頼関係ができるとべったりと甘えん坊になり、寂しがり屋で嫉妬深い性格だそうです。
6.こんな人におすすめ
サビ猫は、猫を初めて飼う人におすすめです。
賢いためしつけやすく、雑種で体も丈夫なので、猫初心者でも安心して飼うことができます。
そしてサビ猫は、多頭飼いにもおすすめの猫です。
母性が強く集団生活を好む傾向にあるため、他の猫とも仲良くできます。
ただし気をつけなければならないのは、優しいので甘えるのもご飯を食べるのも他の子に譲りがちです。
ストレスをためないように気にかけてあげましょう。
注）とはいえ猫の性格には個体差があり、育った環境や人間の接し方によっても変わってきますので、それぞれの猫の性格に寄り添って飼育することが大切です。
7.飼う場合の注意点
少し神経質な性格のため、生活環境の急な変化や、工事などの大きな音は嫌います。
できるだけ静かに過ごさせてあげましょう。
また、甘えん坊なので構ってもらえないとストレスを感じ、体調を崩すこともあります。
そのうえ飼い主が忙しそうにしていたり、他の子と遊んでいたりしたら、空気を読んで自分は後回しにし我慢してしまうため、こまめに気遣ってあげましょう。
まとめ・・・動画で観る
サビ猫って奥深くて神秘的な猫ですね！
魅力的なサビ猫を、動画👇でもご覧ください。
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