毛色で分かる?気が強い性格の猫5選

○○な猫特集

ツンデレ。わがまま。警戒心強すぎ。
そんな性格の猫を「気が強い」と言いますが、ある意味「賢い猫」とも言えます。
毛色で性格の傾向がみられると言われる猫。
そんなクセが強めの性格をしている猫とはどんな猫でしょうか?

気が強い猫5選

①麦わら猫

麦わら猫とは、ちょうどキジトラと茶トラをパッチワークのように貼り合わせたような柄をしている猫のことです。
遺伝子的にほとんどがメスであることも特徴です。

そんな麦わら猫は、猫の中でも特に「気が強い性格」と言われます。
自我が強い、独立心が旺盛であるなど、「気の強さ」には様々なイメージがありますが、麦わら猫はプライドが高いのかもしれません。
他の猫に対しても気の強さを見せることがあり、同居猫にちょっかいを出すこともあるようです。
大きなケンカになるということはないようですが、多頭飼育の場合は気をつけてあげた方が良いですね。
なお、飼い主に怒られても、「我関せず」とケロッとしている子が多いとか。

また、メスが多いことも性格に影響しています。
麦わら猫に限らず、メス猫は基本的に単独で子育てをしますが、オス猫や外敵から我が子を守るために、気が強くなくてはなりません。
そのため、麦わら猫の気の強さは、母としての本能でもあるのですね。

②白猫

真っ白で気品があって、つい見とれてしまう白猫も、「気が強い」と言われます。

この白猫が気が強いのにも、理由がありました。

それは、白猫の白い色は自然界でとても目立つため、敵から襲われる危険性が高く、常に気を張っておかなければなりません。
たしかに、森の中でも土の上でも、夜の闇の中でも、白猫は目立ちますよね。
そのため、常に敵の目を気にしながら生きてきたこともあり、警戒心が強いのだと言われています。
そういう理由から、白猫は注意深く、神経質で繊細な性格の猫が多いのだとか。
つまり、自分自身の身を守るために形成された性格なのですね。

そのせいか、少しの物音で驚いたり、慣れていない人が体を触ると嫌がったり、自分のテリトリーが侵されそうになると怒ったりします。
白猫を迎えるのであれば、落ち着いて生活できるよう、適度な距離感で接してあげるのが良いですね。

ただし警戒心が強い白猫でも、心を許した飼い主さんの前では、安心感からとても甘えん坊になりやすいようです。
迎えた当初と数年経った頃では別人(猫)のように変わるとか。
一緒にいればいるほど距離が近くなり、慣れた飼い主にだけ甘えん坊という、猫好きにはたまらないツンデレタイプですね。
その分、独占欲も強くなりがちで、多頭飼いの場合は、他の猫を威嚇したりすることもあるので要注意です。

③シャム柄猫(ポインテッド)

「シャム柄」と言うのは、鼻先や足先・しっぽや耳だけに色がある短毛の猫のことで、シャム猫だけでなく、シャム猫の血を引く雑種もそのような柄をしていることがあります。
青い目にしなやかな体つきをしていて、その第一印象は高貴であると感じる方が多いのではないでしょうか?
しかし、その性格はわがままでいたずらっ子という、見た目とのギャップが激しい性格をしています。

一見クールそうに見える、このシャム柄猫、実は気が強いのです。
気に入らないことがあれば飼い主に向かって鳴き、何かを伝えようとすることもあるでしょう。
おしゃべりな猫としても有名で、甘えるときや飼い主さんに要求をしたいときなど、他の猫に比べて鳴くことも多いです。
猫が鳴くのは、遊んで欲しかったりごはんが欲しかったり、何かを訴えているときが多いです。
つまり、それだけ自分の欲求が強く、自分の意志を人間になんとか伝えようとして鳴いているのです。

そして、欲しいタイミングでごはんが用意されていないと、飼い主に文句を言ったり、しつけを無視したりする、なんともわがままで気難しいところがあります。
それもご愛嬌と、愛情を持って接してあげてくださいね。

仲良くするコツとしては、シャム柄の猫は運動量が多く、活発でいたずら好きな一面もありますので、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげるととっても喜んでくれます。
最初は警戒心を持っていますが、慣れるとかなりの甘えん坊で、飼い主さんや優しくしてくれる人と一緒にワイワイと遊ぶことが大好きです。
危害を加えてこないと判断した人やペットとはとことん仲良くしてくれます。

もし猫によく話しかける方なら、シャム柄の猫はおすすめですね。
まるで会話しているように一緒に暮らすことができたら、とても楽しいと思いますよ。

④キジトラ猫

猫の毛柄の元をたどると、キジトラ柄に行き着きます。
キジトラは、家猫の祖先であるリビアヤマネコと同じ柄でもあるのです。
そのため、キジトラ柄の猫には、野生の本能がもっとも強く残っていると言われます。

野生的な性格のために、好奇心旺盛で遊び好きでもあるのですが、警戒心も強く、神経質だったり好戦的だったりします。
子猫のときから飼っていればすぐ慣れますが、成猫であれば、迎えてしばらくたっても触らせてくれなかったり、目の前でごはんを食べなかったり、ちょっとさみしいかもしれませんね。

しかし、安心できればキジトラも他の猫のように甘えることがあります。
キジトラは自分に危害を加えないかどうかをじっくり判断しているので、無理に撫でたり触ったりしてスキンシップをとろうとすると、さらに警戒されるのです。
仲よくなる秘訣は、いつもごはんをあげたり、トイレを掃除したり、献身的にお世話をすることと、無理やりベタベタ触らないこと。
いつもツンとしているだけに、甘えてくれたらこの上なくかわいいでしょうね。

そして、野生に近いせいか、キジトラは狩猟本能が強い傾向があります。
遊び方もワイルドで、とても元気で活発です。
部屋中をフルに使って機敏に動き回り、おもちゃで遊ぶことも好みます。
遊べないとストレスが溜まり、ますます攻撃的になることもあるため、一緒にたくさん遊んであげることで距離を縮めると良いですね。

また、キジトラ猫は賢い傾向にあります。
かまってもらうために、わざとものを落としたり、フードの入った棚の扉を自分で開けたり。
自分の要求を通すために、計算高く頭を使っています。
一緒に暮らすと、そんなあざとさも愛おしく感じてしまうのではないでしょうか。

キジトラはいつもべたべたするタイプではないですが、甘えるときは思いっきり甘えます。
その気が無いときは完全に冷たい態度をとられるのですが、そのギャップがまたかわいらしいのです。

⑤三毛猫

白・茶・黒の3色の毛色を持つこの三毛猫、麦わら猫と同様にほとんどがメスなので、性格の傾向にもメスらしさが表れていると言われます。
気まぐれでクールでありながらも、思いっきり甘えてくるツンデレっぷりがたまらないという熱狂的ファンも多いです。

三毛猫は「猫の中の猫」と言われるほど、猫らしい性格をしており、自分が甘えたいときに寄ってきますが、気の強い一面もあるため『お姫様気質のある猫』と言われます。
人の好き嫌いもはっきりしており、気分屋でプライドが高いことから、あまりしつこくすると嫌がって離れていきます。一定の距離で接することが大切ですね。
これは、三毛猫が国内外で人気の高い毛色であるため、人に媚びずとも生きていける環境にあることが関係しているとの説もあります。
三毛猫は、なんとも小悪魔的な魅力がある猫なのです。

三毛猫がツンデレで気が強いといわれるゆえんはメスだからだ、と多くの方がおっしゃいます。
それは、メスのほうが精神的な成熟度が高いから。
麦わら猫もそうでしたが、子育てするメスは大人っぽくなる必要があるのです。
子育て中のメスは大きな犬も追い返すほどの気の強さがあります。
子育て経験のない飼い猫のメスも、その本能を持ち合わせていますが、飼い猫の方が子猫気分を残しており、その落差がツンデレに見えるのでしょう。
野良猫のメスだとツンしかないことも…。

とはいえ、三毛猫は賢い猫でもあり、環境に適応する能力も高くしつけもちゃんと覚えてくれます。
マイペースなので、焦らず優しく少しずつ教えていきましょうね。

まとめ

一般的に猫は、マイペースでわがままな性格をしていると言われますが、その中でも特に気が強いと言われがちな猫たち。
それぞれに愛嬌があって、そんな扱いにくさも愛おしいと思えるのが、真の猫好きですよね。

※そんな猫たちを、動画?でご覧ください。

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