毛色で分かる?好奇心旺盛で懐きやすい猫7選

○○な猫特集

猫は毛色や模様で性格に傾向が見られると言いますが、懐きやすい猫の毛色ってあるのでしょうか?
今回は、活発で人懐っこいと言われる猫の毛柄タイプをご紹介します。

注) 猫の性格には個体差があります。さらに、懐くかどうかは猫への接し方も重要になります。

懐きやすい猫の毛色や模様 7選

①ポインテッド(シャム柄)

ポインテッド柄は、顔や耳・しっぽや足先に茶色やグレーっぽいグラデーションカラーが見られるのが特徴です。
シャム猫やシャムミックス猫に見られ、ブルーの瞳が印象的ですね。

その性格は、甘えん坊で喜怒哀楽が激しく、愛情表現も情熱的です。
もともと高温多湿で年中蒸し暑い、タイが原産であることから、短毛のシャム柄の子は比較的寒がりです。
そのためか人と触れ合うことが大好きで、膝などに乗ってぬくもりを感じていたいのでしょう。
スキンシップが大好きで、人の膝や肩に乗り、べったりとくっついて甘えます。
また、ポインテッド柄の猫はおしゃべりな猫とも言われ、人に話しかけるように鳴き、応じてあげるととても喜ぶのだとか。

なお、運動量は多い方で、気も強いので、かまってあげないとイタズラをすることもあります。
よく遊んであげる必要がありますよ。

②茶トラ

明るいオレンジブラウンをベースに、濃いブラウンのしま模様が入る茶トラ猫。
このような明るい色は野生で目立つため、自然界で生き残るのが難しく、人のペットとして暮らす中で増えました。
人に懐き、守られることで命をつないできた茶トラ猫は、必然的に人懐っこい性格になったのでしょう。

茶トラ猫の性格でよく言われるのは、「体が成長してもいつまでも甘えん坊」ということです。
猫は抱き上げられるのが苦手なことが多いですが、茶トラには自分から抱っこをせがむような子もいます。
いつまでも子猫のような無邪気な姿を見せてくれるので、家族全員をメロメロにしてしまうような魅力を持っているのです。
さらには、家族だけでなく初対面の他人に対しても、自分から寄っていきます。
野良猫の茶トラでも、中には人にお腹を見せてくることがあるくらい人懐っこい子もいるようですよ。
他の猫とも仲良くできるので、多頭飼いにも向いてそうです。

ちなみに茶トラは、遺伝子の関係でオスが多いため、オス猫の特徴がよく見られるのだとか。
やんちゃで子供っぽい性格は、そのためでもあるかもしれませんね。

③ロゼット(ヒョウ柄)

ロゼットとは、ベンガルという猫種の模様の一種で、濃淡2色の斑点模様が特徴です。
猫の斑点模様のことを、「スポテッドタビー」とも言いますが、その中でもロゼットは、「ザ・ヒョウ柄」といった感じですね。
カラーもブラウン・シルバー・スノー(白)など様々あります。

イエネコとベンガルヤマネコの血を引いており、見た目がワイルドなため、「懐くのかな?」と心配になってしまいますが、実はとても人懐っこく甘えん坊です。
話し上手で、色々な鳴き声で気持ちを伝えようとしてくるので、毎日飽きないでしょう。
そして野生的な見た目通り、運動量がかなり多く、やんちゃで活発なのだとか。
猫と積極的にコミュニケーションを取りたい方とは相性がいいかもしれませんね。

ただし、縄張り意識が強い傾向があるため、飼い主以外には懐きにくい場合もあるようです。

④黒

黒一色の黒猫は、見た目がミステリアスでクールな印象ですよね。
しかし実は、人への警戒心が薄く、フレンドリーな性格をしていると言われます。
さらに他の猫に対しても温厚で平和主義なため、野良でも群れでいることが多いようです。

なぜ黒猫はこのような性格になったのでしょうか?
それは、白猫のように目立ちやすい毛色ではないため、外敵から狙われにくく、警戒心が薄れ大胆な性格になったという説が有力です。

頭が良く、空気を読むことが上手で、初対面でもスリスリと体を擦りつけてくるようなあざとさも持ち合わせています。
好奇心が旺盛で動くものに敏感なため、中には犬のように芸を覚えたりする子もいるのだとか。

⑤無毛

毛色や模様というよりも毛のタイプになりますが、「スフィンクス」という猫種のように、毛のない品種は、人懐っこい子が多い傾向だそうです。
性格はとても甘えん坊で飼い主に忠実、好奇心が旺盛なため遊ぶことも大好き!
元気で頭が良いタイプなので、ちょっぴりイタズラもしちゃうかも。
社交的で活発でもあり、家族への愛情が深いので、他の動物とも仲良くできると言われます。

目や耳が大きく、肌にしわがあるなど一般的な猫からかけ離れている姿を持つ無毛猫ですが、明るく楽しい性格が魅力です。
体を守る毛がないことから、気温の変化やケガなどに気をつけなければならないものの、猫とたくさん遊びたい方なら、毎日楽しく過ごせること間違いなしでしょう。

⑥クラシックタビー

アメリカンショートヘアで知られるクラシックタビーという柄は、横っ腹に渦巻きのようなしま模様があるのが特徴です。
カラーは、ブラウン・シルバー・レッドなど、様々な種類があります。

この柄は西洋に多く、イギリスでは雑種の8割がクラシックタビーなのだとか。
「ワーキングキャット」と呼ばれるほど、ネズミ捕りが得意な猫で、もともと農家などで飼われ、重宝されていたそうです。

性格は活発で明るくたくましく、物怖じしないタイプ。
遊び方もパワフルなので、人間側も体力が必要になってきます。

⑦白黒

白と黒の2色の毛色を持つ白黒猫。
あるアメリカの大学が行った調査で、2色の毛を持つ白黒猫は、見知らぬ人にも友好的だったという結果が出たそうです。

また、動物は人間と関わり、家畜化・ペット化し人懐っこくなるほど、白斑といい、白い毛の部分が多くなるという研究結果があります。
わかりやすいのは牛のホルスタイン種ですね。
原種の牛は黒や茶色で、白毛はありませんが、ホルスタインは白黒のまだら模様をしています。
じゃあ、全身が白い猫も人懐っこいのではないかと思ってしまいますが、白猫の白い毛は、部分的に白くなる白斑遺伝子によるものではなく、全身が白くなる別の遺伝子が影響しています。

というわけで、白黒猫は、目立ちにくい毛色のため人懐っこくなったと言われる黒猫の黒い毛と、猫が人と暮らすようになって出てきた白い毛の、両方を持つということなのです。
そのため、フレンドリーな性格になりやすいことが考えられますね。

猫それぞれの性格に合わせよう

好奇心旺盛で人懐っこいタイプの猫たちをご紹介しましたが、今回出てこなかった猫が懐かないというわけではなく、出てきた猫が必ずしも懐きやすいというわけでもないということを、猫好きさんならすでにご存知のことでしょう。
猫の性格には、育った環境や人の接し方、相性なども関係します。
あなたは猫に懐いてもらうためにしていることはありますか?
これまで出会った懐きやすい猫はどんな猫でしたか?

※動画にコメントを頂けると嬉しいです

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