すべてお見通し!猫が知っている飼い主の秘密9選【驚くべき猫の能力】

猫雑学

猫はとても繊細で、洞察力の鋭い生き物です。
そう、猫はあなたの行動すべてを観察していて、もしかしたらあなた以上にあなたのことを理解しているかもしれません。
そんな、猫にバレている飼い主の秘密とは、いったいどんなことでしょうか?

猫はあなたの○○を理解している

①あなたのスケジュール

猫は、常に警戒をしていて、周りの環境に注意を払っています。
それに、猫は習慣とルーチンの生き物なので、猫にとって毎日同じ日課をこなすことは、とても大事なことです。
そのため、体内時計が非常に優れていることもあり、飼い主のスケジュールを自然に学び、それに適応しているのです。

たとえば、あなたが鍵をカチャカチャと鳴らしていれば、「おっ、飼い主が出かけるようだにゃ」と、あなたがお出かけの準備をしていることを察しています。
そして、毎日同じ時間に仕事に起きていれば、猫はその時間まで正確に知っていますよ。
あなたが目を覚ます時間になると、まるで目覚まし時計のようにあなたを起こしに来るでしょう。

飼い主が気づかないようなささいな出来事ですら、猫の体内時計には組み込まれています。
飼い主の生活スケジュールは、猫のルーチンの一部なのです。
さらに猫に関わる部分のスケジュールに関しては、特に敏感です。
たとえば、ごはんの時間は、猫がとても気にする時間です。
ごはんがいつもより遅れてしまうと、あなたに圧をかけてくることもあるのではないでしょうか。

つまり、猫はスケジュールに非常に敏感で、あなたの行動をよく見て、それを基準にしています。
次にあなたがどう動くのかを期待し、時間を測っているのです。

②あなたの体調

猫の嗅覚は鋭く、こまかな違いも嗅ぎ分け、その臭いから、さまざまなことを感知できます。

たとえばあなたが病気のとき、あなたの体内ではいつもと異なる化学物質とホルモンを生成しているのですが、猫はその微妙な違いを感じ取ることができているかもしれないのです。
それって、ものすごい能力だと思いませんか?

一般的な風邪をはじめ、さまざまな疾患は微細なホルモンの変化を引き起こします。
猫は飼い主のいつものニオイにとても慣れていて、大好きなニオイでもあるため、その微細な変化にも気づくのでしょう。
人が妊娠すると重要なホルモンの変化を引き起こしますが、妊娠しているときに猫を飼っていると、まだ妊娠に気付いていないときから猫が先に気付いていたというエピソードをよく聞きます。

さらに猫は、医薬品などの病気に関連するニオイに気づいているのかもしれません。
また、病気のときによく見られる、咳や疲労などの身体的な症状にも異変を感じていることがあるようです。
そして当然ながら、病気になったときの飼い主の日常生活の変化にも気づきます。

これらの微妙な変化を感じ取り、猫は飼い主の体調をお見通しなのです。

③あなたの機嫌

猫は性格的にクールに見え、マイペースで他人の感情などあまり気にしていないように見えるときもあります。

しかし猫は、人の気持ちを読み取ることが実は大得意です。
猫は、飼い主が幸せ、悲しい、または怖がっているかどうかを判断でき、飼い主の気分に応じて異なる行動をしています。

たとえば、飼い主が暗く悲しそうなとき、猫はより愛情深くなったり、くっついたりすることがあります。
また、飼い主が笑顔で幸せそうなとき、猫も嬉しい行動、例えば喉を鳴らすことなどをよくするのです。
そして、飼い主が不安や怒りを感じていたり、緊張していたりする場合、猫にもそれが移り、ストレスを感じることもあります。

このように、猫は飼い主の気分を理解し、それに応じて反応します。
動物の認知に関する研究によれば、猫は「社会的リファレンス」として知られる行動を実行するそうです。
社会的リファレンスとは、飼い主や他の猫を見て、相手が何を考えているのかを解釈する行為で、それは、相手の声のトーンやボディランゲージから読み取っています。
猫は飼い主のそのシグナルを解釈し、それに応じて行動するのです。
シグナルは、飼い主の感情を知る手がかりとなっており、それが猫の行動にも影響を与えます。
猫にとってとても重要なものであることがわかりますね。
不安や悲しみを感じたときは、猫があなたに愛情を示してくれていることに気づいてあげてくださいね。

④あなたの声

あなたは、あなたの猫と違う猫の鳴き声を区別することはできますか?
実は、猫は他の猫の声を区別できるのはもちろん、飼い主の声も認識できるのです。

研究によれば、録音された複数の異なる声を猫に聞かせると、飼い主の声を正確に認識できたのだとか。
さらに別の研究では、すべての人間の声が猫にとって同じように聞こえるわけではなく、猫は自分に話しかけられているかどうかも認識できることがわかっています。

⑤あなたの言葉

猫の飼い主なら、猫に話しかけることはよくあるでしょう。
もちろん、猫が答えてくれるわけではありません。
しかし、それは猫があなたに話しかけられていることを気づいていないわけではないのです。
猫は実際にあなたに話しかけられていることをきちんと理解しており、なんと、あなたが言っている言葉すら、一部ですが理解している可能性があります。

さきほどの話に戻ると、猫は異なる声を認識し区別することができます。
あなたの声がどのように聞こえるかを知っており、違う部屋にいてもあなたの声が分かります。
また、あなたが他の誰かに話しかけているときと、自分に話しかけているときを区別できるのです。

動物認知に関する研究によると、異なるオーディオ録音への反応から、猫は自分に話しかけられているかどうかを分かっていることが証明されました。
つまり猫は、飼い主以外の声に話しかけられている場合や、他の人に話しかけている場合には無関心な傾向が見られたのです。

他にも、猫は短い言葉なら覚えられると感じることはありませんか?
それは、言葉を覚えているというよりも、聞いた音を行動と関連付けているようです。
たとえば「おやつ」という単語に反応する猫は多いでしょう。
「おやつ」という言葉の意味そのものをはっきりと理解していなくても、それを行動と関連づけています。
つまり、猫は「おやつ」という言葉を聞いたとき、おいしいおやつをもらえることを知っているのです。

そう、あなたの猫はあなたの言葉に耳を傾けていて、あなたが何を言っているか、なんとなくわかっていますよ。
どんどん話しかけて、猫との絆を深めましょうね。

⑥あなたの出かけてきた場所

猫に秘密を隠すのは難しいです。
猫の嗅覚は人間の14倍も優れており、非常に小さな違いに気づきます。
あなたがどこに行っていても、かすかな匂いを身につけて帰ってきています。
そしてあなたが帰宅したとき、猫はあなたがどこにいたかを正確に把握しているでしょう。
たとえ他の人間がその匂いを感じ取ることができなくても、猫は確実に感じ取るのです。
その嗅覚を利用し、その日一日のあなたの移動先を、あなたが途中で拾った匂いに基づいて、まるで探偵のように追跡してしまいます。

⑦あなたの反応

猫は非常に賢い動物であり、自分の行動を使って飼い主から良い反応を引き出す方法を知っています。
例えば、猫は自分が欲しいものを手に入れたいときにこの戦術を使います。
まるで私たち人間が、猫に操られているようですが、猫たちに悪気はなく、それをコミュニケーションの一環と考えているのでしょう。

猫が自分の要求を通すために使う方法はさまざまですが、よく見られるのは、鳴くことです。
猫は、他の猫とコミュニケーションをとるために鳴くことはほとんどありません。
鳴き声は人間とのコミュニケーション専用に発展したのです。
飼い主に鳴くことで要求が通る経験をした猫は、鳴き声を通じて欲しいものを伝えることがあります。飼い主がすぐに反応しなければ、より大声で、高い音を出して伝えようとするでしょう。
つまり、人間の注意を引き寄せるために鳴き声を使うことがよくあるのです。
可愛く鳴くと飼い主が気分良く反応してくれるため、飼い主に向かって鳴くことが効果的であることを学んでいます。

他にも、いたずらをして飼い主の注意を引いたり、スリスリしたり、じっと見つめたりして要求を叶えてもらうこともあるでしょう。

⑧あなたの居場所

あなたが家にいるとき、たとえ猫と同じ部屋にいなくても、あなたの猫はおそらくあなたがどこにいるかを正確に知っています。
猫たちは、音やニオイといった環境の手がかりを使って、あなたがどこにいるかを正確に追跡するのです。
猫は、直接視界に入っていなくても、ものを追跡できるという優れた能力をもっています。
人間も、物を落として見失ったとき、それがどこに行ったか分かるときがありますよね。
多くの動物が基本的に持っている能力ではあるのですが、猫はその能力がほかの多くの種よりも高度なのです。
そのため、猫たちは自分の飼い主の位置をピンポイントで追跡できるというわけです。

これに関連する補足情報として、録音した飼い主の声を猫に聞かせた研究では、猫は飼い主がいないはずの場所から聞こえてきた声に驚き、混乱したように見えました。
つまり、あなたは猫がどこにいるか知らなくても、猫にはあなたの位置が正確にバレているのです。

⑨あなたの出す音

ここまでくると、猫の聴力がかなり優れていることはお分かりでしょう。
猫は、あなたが出す音も認識しています。

たとえばあなたが家に帰宅したとき、玄関を開けるとすでに出迎えて待ってくれていることがありませんか?
それは、あなたが帰ってくる足音や車の音、門を開ける音で、あなたが帰ってきたことに気づいているからです。

もしかしたら、飼い主の心臓の音など、小さな音まで聞き分けているかもしれませんね。

おまけ あなたの顔はそれほど認識していない

猫は聴力や嗅覚は優れていますが、視力は弱く、視界がぼんやりしていると言われています。
もちろんあなたの見た目もある程度の区別はしていますが、大きな輪郭で把握しているため、細かな顔の表情までは見ていないかもしれませんね。

まとめ・・・動画で観る

それでも猫は、あなたのことをいつも注意深く観察しています。
猫が飼い主について知っていることはかなり多いですよ。
全てバレバレです。

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