明るい茶色の毛色がかわいらしい茶トラ猫。
人懐っこくて甘えん坊な子が多く、猫好きの間でも大人気です。
そんな茶トラ猫の特徴や種類性格や飼い方のポイントをまとめてみました。
1. 茶トラ猫の特徴
茶トラ猫は、キツネ色の毛色に濃いオレンジ色のしま模様が入っています。
そう、「茶色いトラ柄の猫」なので茶トラと呼ばれているのです。
頭からしっぽまでは少し濃いめのしま模様が入っており、腹部の毛は少し薄い茶色です。
しま模様の猫といえば、額の「M」の模様や目のわきから伸びる「クレオパトラライン」が特徴なのですが、茶トラ猫にもこれがあります。
また、鼻や肉球はきれいなピンク色で、目の色は黄色がかったゴールドの暖色系が多く、まれに鼻が茶色い子や瞳が青い子もいます。
2. 茶トラ猫の歴史
猫の元祖の柄は、茶色に黒のしま模様が入った「キジトラ」といわれる柄です。
もともと、古代エジプトの砂漠地帯で暮らしていました。
茶トラは、そのキジトラ猫が突然変異して生まれたのです。
砂漠で保護色になるキジトラとは異なり、明るいオレンジ色の茶トラは目立つため、古代エジプトでは生き残れませんでした。
しかし、やがてヨーロッパでペットとしての猫が定着すると、今まで生き残れなかった茶トラも増えていったのです。
日本で茶トラが普及したのは、江戸時代以降といわれています。
洋猫が入ってきた近代以降、さらに増えたそうです。
3. 茶トラ猫の毛色の種類
全身茶トラ柄の猫は、茶トラ猫であり、別名「まるどら」と呼んだりしますが、その他にも茶トラをベースにした毛色の猫がいます。
いったいどんな猫がいるのでしょうか。
①茶白(茶トラ白)
茶白は、茶トラに真っ白な毛色が入っているのが特徴です。
顔の下半分が白く、茶トラ模様が額から八の字のように割れているハチワレ模様だったり、お腹が白かったり、足先が白く靴下を履いているように見えたりします。
②白茶(白茶トラ)
白い部分が茶白より多いと、白茶と呼ばれることがあります。
頭やしっぽはオレンジ色になりやすく、茶トラ部分が斑点模様のぶち柄になることが多いです。
③クリーム
毛色を薄める遺伝子が入ることで、淡い色合いになっている茶トラ柄もあります。
ミルクティーのような色をしていますね。
このような茶トラ猫を「クリームマッカレルタビー」といいます。
4. 茶トラ猫の性格
茶トラは基本的に人懐こく甘えん坊で、性格が良いと言われます。
その性格の理由としては、茶トラはオスが多いためです。
つまり、オスはメスより子供っぽく甘えん坊な傾向があるからでしょう。
また、茶トラは穏やかなタイプとやんちゃなタイプに分かれる傾向があります。
穏やかなタイプは少し臆病で、知らない場所に慣れるのに少し時間がかかります。
一方で、やんちゃなタイプは人見知りも少なく、初めての場所に行ってもすぐに探検を始めるなど、新しい環境に慣れやすく遊ぶのも大好きです。
また、茶白や白茶の性格ですが、白という毛色は猫が人と暮らし始めてからよく現れるようになった色なので、普通の茶トラに比べ人慣れしており、フレンドリーでより甘えん坊になるという説があります。
とはいえ、猫の性格はそれぞれに個性があり、育った環境によっても変わりますので、全てが当てはまるわけではありません。
猫それぞれの性格に合わせて、愛情たっぷりに育ててあげることが大切です。
5. 茶トラ猫がでかい理由
オレンジ色の毛色を作る遺伝子の関係で、茶トラの8割をオスが占めています。
一般的に猫のオスは、メスよりしっかりした骨格で、体重も4㎏~6㎏ほどと大きな体つきをしていますが、茶トラはオスが多いため、「でかい」と言われることが多いようです。
また、メスに比べて食いしん坊であることも要因の一つかもしれません。
おっとりした性格の子は特に、運動量が足りずに太ることもあるので適切な食事と運動を心がけましょう。
6. 茶トラ猫の飼い方のコツ
茶トラ猫は甘えん坊なタイプが多いので、かまってあげないとストレスがたまることがあります。
毎日スキンシップをし、よく遊んであげましょう。
そのため、外出が多い人にはあまり向いていないかもしれません。
長い時間ひとりにするとストレスになります。
家にいる時間が短いけれどどうしても茶トラが飼いたい場合は、お友達を作るのがおすすめです。
茶トラは警戒心が低い傾向があるので、多頭飼いや小さいお子さんがいる家庭にも向いており、他の動物とも仲良く暮らせます。
それから、食いしん坊で太りやすいため、ごはんをあげすぎないように気をつけなければいけませんね。
7. まとめ・・・動画で観る
安定の人気を誇る茶トラ猫ですが、模様や色の美しさだけでなく、甘えん坊で穏やかということも人気の秘訣ですよね。
そんな茶トラ猫を動画👇でご覧ください。
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