猫好きさんなら気になってしまう、猫のオスとメスの違いや、それぞれの飼い方についてご紹介します!
また、毛色でオスかメスかが分かるって本当でしょうか???
猫のオスとメスの違い
①体格
ほぼ全猫種において、オスの方が大きくなります。
もちろん血統でのばらつきはあるのですが、同じ親猫から生まれた兄弟姉妹間で見ると、オスとメスでは体格差があることが分かります。
オスの場合
オスは骨格や筋肉がしっかりしていて、メスと比べるとガッチリした印象です。
顔の大きさについてもオスはケンカが多いため、多少噛まれても大丈夫なように、頬の皮膚が厚くなり、顔が横に大きくなると言われます。
また、顔つきも凛々しい傾向です。
メスの場合
メスはオスより体高が低く、一回りほど小さく見えます。
全身がほっそりしていてしなやかでスリム、そして頭も小さくまとまり、華奢な印象ですね。
体重もオスと比べて1~2㎏軽く、それ以上の差が開くこともあるようです。
また、オスより優しそうな顔つきをしていることが多いです。
②行動
オスの場合
メスよりもなわばり意識が強くケンカっ早い特徴があり、去勢していなければ、なわばりやメスを争って繰り返しスプレー行為をします。
ただし、去勢すれば性格も温厚になり、ケンカも少なくなるとか。
なお、去勢後は運動不足や食べ過ぎで肥満になりやすいため、食事内容には注意が必要になりますね。
メスの場合
メスはもともと行動範囲がオスほど広くなく、物静かに過ごす傾向ですが、成熟すると年に数回の発情期があり、まるで人間の赤ちゃんが泣くように、大声で鳴きオスを呼び寄せようとします。
また、メスでもスプレー行為をする猫もいますが、これらの行動も、避妊手術をすることで軽減できます。
③健康管理とかかる費用
オスの場合
オスは去勢手術の難易度がメスより低いため、手術費用がメスより5千~1万円ほど安くなります。
ただし、一般的にはメスより体重が重いオスの方が食べる量が多くなるため、日常のフード代は高くつく傾向です。
また、オスはメスより尿道が長いため、泌尿器系の病気にかかりやすいと言えます。
そうなった場合の医療費についても考えておき、日常的な健康管理で病気の発症や重症化を防ぐ必要がありますね。
メスの場合
メスの避妊手術はオスよりも大掛かりになるため、その分費用もお高くなります。
また、子宮などにメス特有の病気にかかることがありますが、これも早くに避妊手術をすることでリスクがグッと下がります。
オス猫と同様に、健康管理に気をつけることで、医療費を抑えることになります。
④性格
オスの場合
一般的にオスは好奇心旺盛で喜怒哀楽がはっきりしており、メスよりも甘えん坊で人懐っこく、人の膝の上にいたり、抱っこされたりすることを好みやすいと言われます。
もちろん、すべての猫に当てはまるわけではありませんので、参考程度に考えてくださいね。
ちなみに去勢をするとさらに、いつまでも子猫のように好奇心旺盛で甘えん坊になるとか。
メスの場合
オスに比べて動きがゆっくりで大人しく、しっかりした性格の子が多いようです。
神経が繊細なため警戒心が強く、あまり行動範囲は広くありません。
また、自立心が高いため、1匹で留守番をさせても、人を恋しがっての問題行動は起こしにくいと言われます。
母性本能も強いため、赤ちゃんや子供がいる家庭や、多頭飼いにも比較的向いているでしょう。
猫の性別と毛色の関係
実は何種類かの毛色で、ほとんどメスしか生まれなかったり、多くがオスになったりするものがあります。
それは一体どんな毛色なんでしょうか?
①メスが多い毛色は?
「オスの三毛猫は幸運をもたらす」とよく言われるのをご存知でしょう。
オスの三毛猫や突然変異でしか生まれず、かなり希少なのです。
そして三毛猫と同様に、オスが珍しいのがサビ猫と麦わら猫です。
この3種の猫に共通する毛色は何でしょうか?
そうです。
オレンジと黒(こげ茶)が混ざっています。
②三毛・サビ・麦わら猫はなぜメスが多いのか?
猫の成染色体は人間同様にXとYがあり、「XY」であればオス♂、「XX」であればメス♀です。
そしてオレンジと黒の毛色の遺伝子は、X染色体に一つずつしかのりません。
つまり、Xを一つしか持たないオスは、オレンジと黒の2色を同時に持つことがないのです。
そのため、三毛・サビ・麦わら猫は、ほとんどメスということになります。
ごくまれに、「XXY」の染色体を持つオス猫が生まれることがあり、これが三毛やサビ・麦わらになる場合もあります。
ただし、その確率は約3万分の1だとか。
オスの三毛猫が縁起がいいと言われるのも納得ですね!
③オスが多い毛色は?
反対にメスが珍しいのは、茶トラや茶白です。
X染色体を一つしか持たないオスの方が、オレンジ色の遺伝子だけが現れて、茶トラ柄が生まれやすいということでしょうか。
ちなみにオスとメスの比率は8:2くらいになるそうです。
オスの三毛やサビ猫ほどは珍しくないようですね。
オスとメス、飼うならどっち?
結論から言えば、オスとメスのどちらを飼っても、かわいさに変わりはありません。
ベタベタの甘えん坊で、積極的に遊びたい方におすすめのオス、
適度な距離感があり、甘えたいときだけ甘えるツンデレっぷりが魅力のメス、
とは一般的に言われますが、
性格には個体差がありますし、飼いやすいかどうかも相性しだいのため、一概には言えません。
どんな猫であれ、生涯受け入れる覚悟を持って迎え入れたいものですね。
あなたはオスとメス、どちらが好きですか?
もちろん「どっちも好き!」もありですよ。
こちら?の動画を観て、コメント欄で教えてくださいね。
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