毛色で見る賢い性格の猫7選|賢い猫ってどんな猫?猫の知能は人間でいうと何歳?

○○な猫特集

猫好きさんなら知っているはず。
「猫は賢い!」ということを。
その中でも特に賢いと言われがちな猫の毛色を見て見ましょう。
いったどんな猫なのでしょうか?

※注:猫の性格には個体差があります。

賢い猫の毛色7選

①三毛

黒・白・茶(オレンジ)の3色の毛色を持つ三毛猫は、「ザ・日本の猫」といったイメージで、知的さと気ままな性格が特徴です。

賢く、環境の変化にも柔軟に対応できると飼い主さんからももっぱらの評判です。
その理由は、三毛猫のほとんどがメスであることから、「母性がはたらく=賢くて環境に適応」という、メス猫の特徴が出ているようです。

また、プライドが高くマイペースで、クールな性格の持ち主でもあり、人との適度な距離感を保ちながら、甘えたいときはすり寄ってくるという、ツンデレな性格も魅力です。
プライドが高いので上から押さえつけると拗ねてしまいますが、きちんと教えるとすぐに覚え、聞き分けも良いので手がかかりにくいと言えるでしょう。

②サビ

黒と茶(オレンジ)色が不規則に混じり合った柄のサビ猫。
三毛の3色から1色少ないので、「二毛猫」とも呼ばれます。

このサビ猫は、多くの毛色の中でもNo.1に賢いとよく言われます。
なにより他の猫と違うのは、「奥ゆかしさ」を持ち合わせていることでしょう。
また、三毛猫と同様にほとんどがメスですので、メスっぽい性格ではあるのですが、三毛猫よりも温和で、社会性や協調性が高い傾向にあります。

サビ猫はその暗めの柄ゆえか、実は捨て猫や野良猫出身の子も多いです。
そうした人気の低さからなのか、人への愛嬌や生きぬくための洞察力、そして知恵などが必要だったのではないかと推察されます。
また、貰い手の見つかりにくさから、子猫時代に母猫と過ごす時間が長く、社会性が身につくのではという説もあります。

イタズラをあまりせず、他の猫にも優しく愛情深い、とても素敵な猫ですね。
賢さゆえに空気を読むため、他の猫がいるとなかなか甘えられなかったりします。
でも実は寂しがり屋で、スキンシップも遊ぶのも大好きなので、一緒の時間を作ってあげるといいですね。

③ポインテッド(シャム柄)

ポインテッドの猫で代表的なのは、短毛種のシャム猫ですね。
このシャム猫の血が入ったシャムミックスや、長毛種のヒマラヤンなど、猫種は多種多様でそれぞれの性格に違いがあり、短毛の子は情熱的で活発、長毛の子はおっとり穏やかな傾向です。

そしてほとんどのポインテッド猫に共通して言えることは、非常に賢いということです。
しつければきちんということを聞き、ボールを投げると取ってきたり、名前を呼べばやってきたりと、犬っぽい面を持っています。

ただし活発な短毛の子の場合は、賢い分イタズラ好きだったり、自己主張が激しかったりと、わがままで気難しい一面もあります。

④黒

言わずと知れた黒猫も、頭が良く賢い性格と言われます。
慎重に物事をよく観察し、考えて行動することができます。
そのため、「場の空気を読める猫」とも言われるほどです。
例えば、飼い主がバタバタ忙しくしているときはほどよい距離感を保ち、のんびりくつろいでいるときは、膝の上に乗って甘えてくるとか。

一方、賢い分、こだわりが強いことがあります。
特に食べ物に関しては「グルメ猫」と言われ、気に入らない食べ物には一切見向きもしないという頑固な一面も。
それからトイレやおもちゃ、寝床に関してもこだわりがあり、飼い主さんを困らせることもあるようですね。

⑤グレー・グレー白

グレーの毛色の猫は、黒猫に毛色を薄くする遺伝子が加わって生まれるそうです。
そのため、性格も黒猫に近いものがありますが、黒猫よりも警戒心が強く、繊細な一面を持ち合わせています。
洋猫に多い毛色のため、雑種のグレー猫は日本では多くないですが、血統猫でいうとロシアンブルーやブリティッシュショートヘアが思いつくのではないでしょうか?
これらのグレー猫に共通している性格は、知的で賢く、おっとりしているということが言えますね。

グレーをベースに白い毛色が部分的にあるグレー白猫もグレー猫寄りの性格で、知的で落ち着きがあり、飼い主には甘えん坊な反面、繊細で怖がりなところもあるとか。

グレーと白が半々だと、黒白猫のようなフレンドリーな性質に、グレー猫の神経質な面が加わるようです。

⑥アグーティータビー(アビシニアン柄)

「アグーティ」という毛柄をご存知でしょうか?
毛の1本1本に濃淡のしま模様があるため、ビロードのような光沢があり、不思議なニュアンスが出ています。
毛色は温かみのある「フォーン」や茶系の「ルディ」、赤みが強い「レッド」などがあり、代表的な猫種は、アビシニアン・ソマリ・シンガプーラが有名です。
遺伝しやすい毛柄のため、雑種でも見かけることがあります。

この毛柄の猫の性格は、総じて好奇心が強く活発で、犬のように芸を覚えたりと、賢く物覚えが良いと言われています。

⑦キジトラ・キジ白

日本に最も多いと言われる、我らがキジトラ猫もエントリーしています。
キジトラは飼い猫のルーツと言われるリビアヤマネコと遺伝子構造が似ています。

そのため、性格は野生的で警戒心が強い傾向があります。
ですが、最初は警戒していても、遊んでいるうちに打ち解けるのも比較的早く、遊び上手で状況を理解できる能力があり、頭のいい猫が多いと言われています。遺伝子的にはワイルドなはずですが、甘えん坊だという飼い主さんも多いです。
頭の良さから甘え上手になったのかもしれませんね。

そして、キジトラに白が入ったキジ白猫も、賢さゆえに接する人によって性格を変えることができると言われています。
なんとも世渡り上手ですね。

賢い猫は飼いにくい場合もある

猫の知能は、だいたい人間の2~3歳くらいに相当するのでは、と言われています。
その理由は、猫の行動が人間の2~3歳くらいの段階で見られる行動に似ているからだとか。

それだけに、学習能力の高い猫は、人間の子供のようにイタズラを覚えることがあります。
扉の開け方を見て覚え部屋を自由に出入りしたり、食べ物やおもちゃの隠し場所を覚え、漁ったり…
その他に動物病院へ行くときに使うキャリーを覚えていて、キャリーを見ただけで逃げ出したりと、困ってしまうこともあるようです。

また、賢い猫は自分の意志や要求を伝えようとよく鳴く子も多く、鳴き癖がつきやすかったり、知能が高い分感受性も強く、ストレスを感じやすかったりする場合もあります。

そんな一筋縄でいかないところも猫を飼う楽しみだと受け入れられれば、立派な猫飼いの一員ですね!

※猫の毛柄は、こちら?から映像で見られます。

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